彫刻家の権利を尊重し、ゴーレム使用をできるだけ中止すべし！

ブラックアンヴィル駐屯地で起こっている事件は彫刻家にとってとても悲しい出来事だ。巨大ドワーフ石像の作業を始めた頃には、ゴーレムを石像の足部分の彫刻にだけ使うことになっていた。でも、時間の経過とともに作業量はだんだん多くなり、下半身から腰、胸の部分まで担当することになった。このままだと職人の繊細な技術が必要な頭の作業も、鉱物などを採掘していた不器用なゴーレムたちに任せられるおそれがある。

今回の一件は新しく赴任してきた責任者のタンクルの独断によるものであったが、彼は彫刻家でもなければ彫刻に関する知識も持ち合わせていない人物だった。よって、正当な話し合いなどを介していないタンクルの一方的な判断は排除すべきだ。

効率の側面だけを重視して鉱物採掘用ゴーレムを引き続き使うなら、作品の質は格段に低下すると思われる。真の作品を完成したいなら、彫刻家の作業方法を尊重し、ゴーレムの作業分野を調整する必要がある。

私たちは名前を掲げて手がけた作品を誇りに思いたい。よって、ブラックアンヴィル彫刻家組合は正当なる作業環境の確保のため、志を同じくする者たちと共に行動したいと思う。

<ブラックアンヴィル彫刻家組合への支持声明書>

私たちはブラックアンヴィル族の伝統を継承し、業務環境の改善に乗り出す彫刻家組合を支持します。創作の価値の再評価、そしてその創作の権利が保証されるべきだということに同意し、これによりブラックアンヴィル駐屯地のドワーフたちがより発展すると思われます。以上のことを以って、彼らと共に行動したいと思う次第です。

支持団体：ビッグハンマーバー、ブラックアンヴィル文学組合、ハンマーで描いた絵組合、炭鉱労働組合、吟遊詩人組合