スカイケーブル管理人のためのマニュアル - 付録

この内容はスカイケーブルの管理中に訪れる変わったお客さんに関する内容である。担当者は追記の内容がないか毎日確認を行い、状況に合わせて対応すること。

1. 午前10時ごとに茶色のベストを着た老人が来る。(名前：ホセ)お酒に酔ってスカイケーブルの中で大きな声で歌を歌い出す老人がいると、お客さんからクレームが多数寄せられている。目的地を聞くフリをしてお酒を飲んでいるのか匂いで確認を取ること。もしお酒を飲んだならできるだけ搭乗を遅らせ、サムエルやアントンを呼んで1階に連れて行くこと。そしてホセさんの奥様に連絡すること。

2. 水曜日の午後、赤い髪のガキが来る。(名前：ヨハン)未成年者は保護者と一緒ではないと搭乗できないと告げること。目を盗んで乗り込む可能性があるから、1階に降りるまで監視を続けるように。

3. もし降りる場所を間違えたお客さんが現れた場合、その乗り場で降りるように案内し、次のスカイケーブルに乗るように案内すること。

反対側に行くために、とんでもないことをするお客さんもいる。必ず下車するように案内すること。スカイケーブルはトランドール内部を回るため、追加料金なしに次のスカイケーブルに搭乗できることを告げ、安全に次の車両に乗るようにエスコートすること。

4. スカイケーブルの運行中に飛び降りてグライドをしようとするレジスタンスがいる。もし同乗している一般人がいたら、彼らが驚かないように事前に説明しておくこと。(新米の管理人は特に注意すること。非常事態ではない。大きな事件でもない)

5. 茶色の髪にヒゲを生やしている背の高い魔術師が乗った場合、徹底的に監視すること。(名前：テオドール)この者が搭乗すると、やけにスカイケーブルの故障率が高くなるという報告があった。また、魔術師の行方を聞く者が頻繁に現れるため、できるだけ下車した場所を覚えておくように。

以上のことを熟知し、スカイケーブルを管理すること。変わったお客さんがさらに現れた場合は、この下に追記しておくこと。