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個性を大事に生きろ!ジェイク・ハンダー自叙伝
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タイプ: 収集
カテゴリー: ストーンガルド城周辺

個性を大事に生きろ!ジェイク・ハンダー自叙伝 1

「俺がこれを書いている理由」

この俺、ジェイク・ハンダーは毎年同じ質問をしてくるレジスタンスの新人とギルドメンバーたちへ、この本を答えの代わりとして、俺の重要な価値観について伝えようと思う。
この本を読んだうえで同じ質問をしてくる奴には拳をお見舞いすることを、先に言っておく。(たぶん半日は眠ることになるだろうな)

個性を大事に生きろ!ジェイク・ハンダー自叙伝 2

「欲しいだと?だったら正々堂々戦って奪うんだな!」

これは俺の父が最初で最後に俺に教えてくれた教訓だ。
父は商船の船長だったが、ある日海賊の船長だと言われて絞首刑に処された。
父がいつから海賊になったのかはわからないが、噂では何人かの領主たちに良いように使われて、始末されたらしい。
俺は幼い頃、父の船で働いていた。当時荒々しい船乗りたちと働きながら悟ったことがある。
この世の法は強者が決めるということ、そしてその法が崩れると小さな波にさえすべてをのみ尽くされるということだ。
俺は決心した。俺は最も強い男になって世界のルールを決めると。

個性を大事に生きろ!ジェイク・ハンダー自叙伝 3

「海軍に入った理由?」

俺が12歳の時だったか…商船で働いていたら、急に現れた巨大な海賊船の襲撃を受けた。巨体の海賊たちはあっという間に俺たちの船に乗り込み、
船員たちはほとんどが死ぬか捕虜となり、略奪品を甲板に運び出していた。その時鼓膜が破れそうになるほどの轟音が響いた。
海賊船は一瞬にして燃え上がり、海賊たちは悲鳴をあげながら飛ばされたり海へと飛び込んでいった。それはソリシウムの海軍の砲撃によるものだった。
その時見た、海賊船を一発で沈めた絶対的な力が俺の人生の目標になったんだ。

個性を大事に生きろ!ジェイク・ハンダー自叙伝 4

「運命的なライバルとの出会い」

ダ・ヴィンチ・アーロンか…友であり、同志であり、一生のライバルとでもいおうか。とにかく俺にとってはそんな腐れ縁みたいなヤツだ。海軍入隊後、初めて会った時にわかったよ。いつかあいつに勝たなきゃならないんだって。
海軍でも有名だった。競争だろうが、決闘だろうが、100回やりあえば50勝50敗だった…ホルティス王も知っているくらいだ。ダ・ヴィンチは俺と一つも共通点がなかった。
王にとっては忠実な部下であり、部下たちには模範的な指揮官だ。実はこういうヤツが俺は大嫌いだった。
当時のソリシウム大陸南部では、王や領主の影響を受けず市民たちが自発的に統治しているエリアが現れ始めていた。彼らは自らギルドを組織したり、傭兵や騎士を雇って自分の身を守っていた。

邪悪な地方の領主たちは彼らを当然のように苦しめたが、それを不当だと思っていたダ・ヴィンチと俺、そして数人の将校たちは海軍を辞めてギルドを設立し、彼らを守ることにしたんだ。だがもっと深刻な問題がその直後に起きた。レヴィルが自分の親衛隊であるアーキウムを使って、ホルティス王を殺害しソリシウムを支配したんだ。
しかもヤツはギルドの設立すら法で禁止した。眠れる獅子たちを起こしたのさ…

個性を大事に生きろ!ジェイク・ハンダー自叙伝 5

「アーキウムは共通の敵だったが、永遠の同盟など甘すぎる考えだ!」

俺たちは命がけでアーキウムと戦った。ダ・ヴィンチはラスランを中心に、俺はストーンガルドを中心に勢力を育てていったが、全員がレジスタンスという名でアーキウムに対抗する勢力として糾合した。
レヴィルのアーキウムは、主に領主たちを圧迫したり軍を貸し出すことで懐柔し、勢力を拡大させていった。アーキウムの一方的な攻勢は、少しずつレジスタンスにも同盟勢力が現れ始めたことで変化した。そしてついには、ラスランとストーンガルドからアーキウムを追い出すことに成功した。
ダ・ヴィンチを中心としたラスラン・レジスタンス連合は、すべてのギルドの統合することを主張したが、俺の考えは違った。

自由な競争と自ら強くなろうとする不断の努力がなければ、またいつでもすべてを一瞬にして奪われるからだ。
俺はこのような理由から俺たちが奪取したストーンガルド城を、公平な競争に勝利した者に渡すと宣言した。
下手な名分による強者中心の政権ではなく、自由な競争こそが自らを守る最も強い価値観であり、自然の理だと考えているからだ。

exitlag


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追加者 Kiriak (6-10-2024)
追加者 Kiriak (6-10-2024)
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