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クイーン・ブランディールの7つの行動パターン
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タイプ: 収集
カテゴリー: ヴィエンタ村周辺

クイーン・ブランディールの7つの行動パターン 1

サンドワームの女王「クイーン・ブランディール」は、巨大な捕食者でもあるが、次に挙げる独特な習性により人々を恐れさせている。

第一に、砂の中で移動する。

体温調節のための習性で、特に太陽熱のような高温の環境にさらされることを嫌っていると思われる。クイーン・ブランディールの移動方法は獲物に逃げるチャンスを与えないため、狩りを有利に運ぶ効果もある。実際にクイーン・ブランディールが砂の上に飛び出して来るまで、どの獲物を狙っているのか正確に予測するのは難しい。

第二に、魔力を感知して現れる。

クイーン・ブランディールが砂の上に姿を現す時は、魔力を感知した時のみである。主に魔力石が埋まっていたり魔力を持った人々が多数集まっている場所に現れる。クイーン・ブランディールがよく出現する場所のうちの一つである「女王の罠」は、大量の魔力石が埋蔵されていることで知られている。

クイーン・ブランディールの7つの行動パターン 2

第三に、精密かつ複雑な穴を掘る。

クイーン・ブランディールが作った穴は、サンドワームの隠れ家と呼ばれるのだが、この構造を見てみると徹底して彼女に有利なように作られていることがわかる。代表的な例としてサンドワームの孵化場は他の生物の孵化場とは違い、卵と幼虫を保護するために作られた空間ではなく、むしろ侵入者の視線を分散させてクイーン・ブランディールを保護するように作られている。サンドワームの孵化場の周辺でクイーン・ブランディールが往来する穴がいくつか発見されているのだが、クイーン・ブランディールの隠れ家へと繋がる道は一度も現れていない。孵化場に隠された穴の最も深い所に、迷路のような専用の通路で隠されているものと推測される。

第四に、砂嵐を巻き起こす。

クイーン・ブランディールが巨大な身体を動かすたびに巻き起こる砂嵐は、あらゆる障害を防ぐ役割を果たしている。砂嵐の領域に入った獲物は体勢を整えたり視野を確保するのが難しく脱出できなくなる。それだけでなく、砂嵐はクイーン・ブランディールを隠す役割も果たしているため、捕獲や討伐を難しくさせている代表的な要因にもなっている。

クイーン・ブランディールの7つの行動パターン 3

第五に、砂の渦巻きで獲物を吸い込む。

クイーン・ブランディールは獲物の足元の砂で渦巻きを作り、一気に吸い込むことを好む。目が退化して聴覚と嗅覚に依存するクイーン・ブランディールにとって、獲物を一体ずつ倒す方法は成功率が低いからだ。それに比べて砂の渦巻きは、一度はまれば出てくることがほぼ不可能なため砂地獄とも呼ばれている。

第六に、幼虫を吐き出す。

砂の上に出て来た時、周期的に口を開けて幼虫を吐き出してくる。クイーン・ブランディールは砂の中で卵を産んだ後、口の中で幼虫を保護しているのだが、獲物を食べるために仕方なく吐き出しているものと思われる。幼虫を吐き出すたびにクイーン・ブランディールは、生殖に失敗してしまう。クイーン・ブランディールの幼虫は空気にさらされるとすぐに爆発してしまうからだ。これは星の欠片の魔力による副作用であると考えられている。一方、この事実はサンドワームの孵化場の卵と幼虫たちがクイーン・ブランディールの子ではないということを教えてくれる。

クイーン・ブランディールの7つの行動パターン 4

第七に、魔力を食べる。

これはクイーン・ブランディールの最も独特な習性といえる部分である。クイーン・ブランディールは何でも手当たり次第に飲み込んでいるように見えるが、実は魔力だけを食べているのである。
敏感な嗅覚で魔力を感知し、獲物を狩った後、獲物の体内に宿っている魔力を吸い取り、残りは排泄する。クイーン・ブランディールの胃腸には魔力のみを吸収する一種の濾過器が存在するものと思われる。

以上、クイーン・ブランディールの行動について現在までにわかっていることを記述した。クイーン・ブランディールもまた、本来は小さなサンドワームだったため、サンドワームと一部似た習性を持っているが、ほとんどの行動は星の欠片で巨大化してから現れたものである。今後また新たに明らかになったことがあれば、別の研究書にて取り扱う予定である。

-ジョセフィン・クラフト、クイーン・ブランディールの7つの行動パターン

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追加者 Kiriak (10-10-2024)
追加者 Kiriak (10-10-2024)
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追加者 Kiriak (10-10-2024)