私の知らせを待っているはずのスピオネへ

元気か？君なら私が死んでいるか生きているか待っていて、あまりにもお便りがなくて怒っているかもしれないな。大陸の鉱物を調べるために冒険に出ていつの間にか5年が経った。私は今、トランドールの北のブラックアンヴィル駐屯地にいる。ドワーフでもないのにどうやって入ってきたのか気になるだろ？実は、モーフポーションを飲んでひっそり潜入している状態なんだ。そう、ブラックアンヴィル軍団の誇りとも言われる黒曜石を調べるためにね。

…はは、正気なのか！と怒鳴る君の声が聞こえるようだ。でも、君も知っているはずだ。黒曜石原石を直接見るのが私の長年の夢だったということを。何せ貴重な鉱物なんだからな。だから、死ぬ前に賭けをしてみたのだ。もうこの歳だ、死ぬなんて全然怖くない！おかげで、ここでいろんなことを知ることができたんだ。特に、緑色や黄色い色を浴びているのに、どうして「黒」曜石と呼ばれているのか…その秘密がな。

なんと、ドワーフの奴らが黒曜石を割ると、その中から漆黒のような真っ黒い鉱物が姿を現したんだ。まさに「黒曜石」だった。今まで中身を見たことがなかったからな。とにかく、そのことがわかってすっきりしたよ。危険を冒したかいがあった。

それに、ブラックアンヴィルドワーフたちの話によると、黒曜石は古代ドラゴンの炎からできたものらしい。これは証明できないけど、黒曜石に秘めている強力な力を考えるとあながち間違ってはいないと思われる。

私は無限の可能性を秘めているこの石をもっと調べてみるつもりだ。だから、君がもっと心配する前に、私の研究を手伝っているレジスタンスを介してこの手紙を送る。もちろん、この手紙を読むとカッとなるはずなんだけど…はは。では、この手紙が無事に届くことを祈って、私はそろそろ仕事に戻るとするよ。

君の古き友人、ダイヤモンより