ID: 3194885814
モノリスの荒れ野の由来
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タイプ: 収集
カテゴリー: ヴィエンタ村周辺

モノリスの荒れ野の由来 1

モノリスの荒れ野の由来を説明するためには、約三百年前まで遡る必要がある。

A.N 800年代、シラベス教団の3代目大長老だったスカルタスという者は、星の欠片を集めて使うのに秀でていたそうだ。彼は星の欠片を使用して荒れ野の怪物クイーン・ブランディール、巨大アリのラキーネなどを生み出し、最後にはストーンガルド全域に「スカルタスの暴風雨」と呼ばれる呪いの雨を降らせた。

この「スカルタスの暴風雨」によって最も大きな被害を被ったのが、一時ストーンガルド最大の穀倉地帯であった黄金波の平野であった。呪いの雨によって黄金波の平野の植物はほとんどが枯れ、肥沃だった大地は手の施しようがないほど荒廃した。

それだけではない。呪いの雨に当たったり、汚染された水を飲んだ人々は、短時間で正体不明の病にかかり死亡した。なんとか雨と水から逃れた人々すら、空気と土によって様々な病にかかってしまった。目が見えなくなったり肌がただれたり、死産したりした。人々は絶望し、逃げるようにこの地を後にした。

モノリスの荒れ野の由来 2

突然の事態にアーキライト学会は魔術師たちを派遣し、対策を講じた。特に黄金波の平野は領地全体に水を供給する地下水源がある場所だったため、呪いの雨が地下水を通じて他のエリアにまで広がる可能性が高く、問題は深刻だった。

結局、アーキライト学会の魔術師たちは呪われた雨が染み込んだ水脈を探し当て、黄金波の平野の至る所に楔岩を突き刺した。その後黄金波の平野は長い歳月を経て砂漠化し、今のような荒れ野となった。人々の間では、黄金波の平野という名前は忘れられていき、いつの間にかそこはモノリスの荒れ野という名で呼ばれるようになった。

このようにモノリスの荒れ野は、黄金波の平野と呼ばれた過去を捨て、スカルタスが降らせた呪いの雨によって砂漠化してしまった。

一方、過去にスカルタスが呪いの雨を降らせた動機については明らかになっていない。スカルタスの過去についての記録によると、彼が世界に抱いていた絶望と闇によるものだと推測されている。詳しいことは私の別の書籍である「シラベス教団の歴史」で確認していただきたい。

-歴史学者、アリンタル、A.N 1160

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追加者 Kiriak (6-10-2024)
追加者 Kiriak (10-10-2024)