ID: 3216116751
マンティクスの召喚
icon コーデックスタスク
タイプ: 収集
カテゴリー: クリムゾン荘園周辺

マンティクスの召喚 1

マンティクスを見たという目撃者に会うためにアイナール教団の取調室でパンドールを初めて見たとき、彼はひどい火傷を負っていて、両目を失ったまま恐怖に震えていた。
数日後、少し落ち着いた彼は自分が体験した恐ろしいことを一つずつ語り始めた。

10年前、パンドールはシラベス教団で重要な任務を行う修道士だった。彼は教団に背いて隠居していた大長老ジュノボートに戻ってくるよう説得する役割を任され、彼のもとへ向かった。彼はジュノボートを説得したものの、ジュノボートは魔界のどこにもシラベスなんて存在しないと言い切った。「それは神様への冒涜です!」激怒した彼がこう叫ぶと、ジュノボートは悪魔から渡されたという禁断の書を見せてくれた。
悪魔の本の力はヒューマンに抵抗できるものではなかった。たった1ページを読んだだけなのに、彼の頭の中には魔界への好奇心で満たされ、その時から悪魔に会うための次元研究に没頭した。彼は教団の目を盗んでスノーバン山へ逃げ込み、魔界の研究にだけ集中した。

マンティクスの召喚 2

ある日、森で素材を集めていた彼は飢えていた野獣に襲われて大怪我を負ってしまった。鋭い牙を向けて駆け寄る野獣に食われる直前、とあるハンターのおかげで命を救われた。
ハンターはクリムゾン家の者で、獲物を追っていたらここまで来てしまったと話した。パンドールの怪我を治療したハンターはパンドールの研究について聞き、こう答えた。「ちょうど俺のマスターも魔界に興味を持っている。もしかすると、研究を支援してもらえるかもしれないぞ?」
クリムゾン家から研究に必要な素材などを支援してもらった彼は、一時的に魔界の隙間を開く方法を作り出した。すべての準備が終わり、魔界の隙間を開く日がやってきた。魔獣の襲撃に備え、クリムゾン家の武装兵が陣を取っていた。
魔術装置をすべて設置し、闇の星が一列に重なってきたとき、パンドールは呪文を唱えだした。空では大きな雲が渦巻き、スノーバン山からは強い風が吹いてきた。そして、大きな轟音と共に赤い裂け目が現れた。裂け目はだんだん広くなり、そのたびに無数の雷が落ちた。エリート兵と見られる者が何かに勘づいたらしく武器を構えた。同時に他の兵たちも鋼のチェーンで作った網を手に持って捕獲準備に入った。

マンティクスの召喚 3

呪文を唱えていた彼は魔獣ではないコミュニケーションのできる悪魔が召喚されることを願っていた。そして、彼らから魔界の絶対知識を教えてもらいたいと思った。
でも、裂け目は再びだんだん狭くなった。そして裂け目が閉ざされる直前、いきなり大きな影が顔を出した。雷と共に一瞬だけ見えたあれは、凶暴なライオンの顔をした巨大な怪物だった。
魔獣だと確信した兵たちは素早く網を投げて魔獣を捕獲しようとした。でも、魔獣の動きがもっと速かったらしく、彼らは一瞬で殺されてしまった。指揮官だと思われる者が攻撃を当てて魔獣の目を引き、数十人の犠牲を払ってようやく捕獲に成功した。
これでようやく終わった…そう思ったとき、もう一度雷が落ちてきた。召喚されたのが一体ではなく二体であったことにみんなが気づいたその瞬間、とてつもなく強力な雷が彼らに落ちた。彼の両目はこの雷のせいで燃えてしまったのだ。
彼が覚えているのは心臓が張り裂けそうな苦痛と人々の悲鳴、そして肉が焦げる匂いだけだった。後に調査で明らかになったこと、それは彼がマンティクス兄弟と呼ばれている魔獣アークマンとデクマンを召喚したということだった。

exitlag


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追加者 Kiriak (8-10-2024)
追加者 Kiriak (8-10-2024)
追加者 Kiriak (8-10-2024)